西陣織の歴史

西陣織の起源は古く、平安時代頃まで遡ることが出来ます。
西陣織と言われるようになったのは、室町時代の応仁の乱(1467-1477)が終わった後に、
西軍の本陣(西陣)が構えていた付近に戦禍を逃れて離れていた職人達が再度集まり、織物業を再開したのが由来です。

1976年には経済産業省指定伝統的工芸品にも選ばれました。
西陣の呼称は、2017年に550年の節目を迎えました。

西陣織の特徴

広義的な意味として「西陣織工業組合の組合員が製造した先染めの糸を使用した紋織物」という認識が広くあります。
日本を代表する帯生地であり、金糸銀糸を使用した豪華絢爛な印象が強いことが特徴です。
和柄のイメージを持たれることの多い西陣織ですが、西陣織は”織”の技術であり、
柄によって「西陣織ではない」ということはありません。

また、製作には、図案・染め・整経・製織など多くの工程があり、その工程一つひとつに職人技がある織物です。
柄や配色、工程管理をするのが西陣織織元であり、指揮者にも例えられるように、
様々なことを鑑み、柄の良さ・立体感がよく出るような織の構造を導きだします。
織元の経験からくるノウハウやマネジメントこそが、西陣織の技術力ということになると私たちは考えいます。

西陣織のこれから

日本らしさや技術が海外に対しても認められるようになり、
近年、西陣織の技術により作られた生地も評価を受けるようになってきました。
高級ブティックや高級ホテルに西陣織が活用されはじめ、帯とはちがう形で新たな広まりを見せています。
今後は帯としての需要に加えて、生地としての需要が世界各国に見られ、期待されています。